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最終更新は 2017-3-5 01:23、keema による編集です
「春の七草狩り~紫式部を目指して」のために、闘技用の御魂の組み合わせについて執筆しました。
闘技で今の自分より「少し強い」相手に勝つためには、自分の火力を上げることは当然必要ですが、それだけでなく
被ダメを減らしてなるべく長く粘る
ことも重要となります。
特に回復役や補助役(バフ・デバフ役など)は、攻撃力を気にせずにとにかく「硬くて簡単には落ちない」ように御魂を選ぶ必要があります。
「非ダメを減らすため」の御魂の組み合わせとして、例えば次の2通りの方法が考えられます。
① 追加防御30%(2セット効果)を3セット
② 追加防御30%(2セット効果)を1セット + 被ダメージ30%ダウン(暮露暮露団の4セット効果)
この記事では、上の2通りの方法のどちらがより有効であるかを定量的に考察します。
それでは、簡単な数式を用いて被ダメを計算してみましょう。
敵の式神が自分の式神に攻撃を仕掛けた場合のダメージ計算を行います。
まずは、計算のためにいくつか文字を定義しておきます。
A: 敵の「最終的な」攻撃力(敵のスキルや御魂などの各種効果を考慮したもの)
D: 自分の「素の」防御力
X: 自分の追加防御効果
Y: 自分の被ダメ減少効果
d: 自分が受けるダメージ
XとYは倍率で表します。つまり、
①の方法 ⇒ X=0.9, Y=0.0
②の方法 ⇒ X=0.3, Y=0.3
となります。
ダメージ計算式を知っていれば話は簡単ですが、私は検証ができていないので、ここでは次の通りに仮定します。
d = (A-D×[1+X])×[1-Y]
ダメージ = (敵の補正込み攻撃力 - 自分の素の防御力×補正効果)×被ダメ減少効果
素朴に考えるならばこのようになるでしょう。
ただし、簡単のために「防御の一部を無視する」効果は考えていません。
※この仮定が大きく間違っている場合には本記事の結論は誤りとなるのでお気を付けください
上のダメージ計算式が正しいならば、四捨五入をすると
①の方法 ⇒ d1 = (A-D×[1+0.9])×[1-0.0] = A - D×1.9
②の方法 ⇒ d2 = (A-D×[1+0.3])×[1-0.3] = A×0.7 - D×0.9
となります。
私たちはよりダメージの少ない(dの小さい)方法を選びたいので、そのための判別式を
Z = d1 - d2
と定義します。こうすると、以下の通りに判定することができます。
・Z > 0 ならば ②の方が被ダメが少ない
・Z < 0 ならば ①の方が被ダメが少ない
今の場合では、Z = A× 0.3- D となります。
ここからは具体的な攻撃力を設定して考えます。
例として、A = 1000 を考えます。この値は以下のような状況で発生します。
・攻撃力 500 の式神が攻撃力の 200%の ダメージを与えるスキルを用いた場合
・攻撃力 2000 の式神が攻撃力の 50% のダメージを与える多段攻撃スキルを用いた場合の、一回あたりの攻撃
このとき、Z = 300 - D なので、
・D < 300(自分の防御力が 300 より小さい)⇒ Z > 0 ⇒ ②の方が被ダメが少ない
・D > 300(自分の防御力が 300 より大きい)⇒ Z < 0 ⇒ ①の方が被ダメが少ない
となります。
現在の闘技 100位 以内の方々の式神でさえ、補正なしの防御力が 300 を超えること困難です。
一方で、補正込みの攻撃力 1000 というのは低い値であり、多くの闘技ではこれ以上の攻撃が飛び交っています。
よって、多くの場合では「暮露暮露団」の方が有効でしょう。
以上より、敵の補正込み攻撃力が 1000 を超えるような状況では
「追加防御30%を3セット」よりも「追加防御30%を1セット+被ダメージ30%ダウン(暮露暮露団)」の方が有効である
と言えます。
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